2017年、シャネルが新シリーズの香水を14年ぶりに発売しました。
その名もシャネル(Chanel)、ガブリエル(Gabrielle)。
創業者ココ・シャネル(Coco Chanel)本名ガブリエル・ボヌール・シャネル(Gabrielle Bonheur Chanel)からインスピレーションを受け、4代目シャネル専属調香師 オリヴィエ・ポルジュ(Olivier Polge)が完成させました。
ジャスミン、オレンジフラワー、イランイラン、チュベローズなどの4つの花を組み合わせ「シャネルの花」を想像・創造した香りです。
シャネルから発売された14年ぶりの新シリーズ香水ということで、香りが気になる人も多いと思いますが、実は世界中で賛否両論となっています。
シャネル新香水への注目度と期待値の高さにより、発売されてから各々が手に取って匂いを体験するまで様々な香りの想像をしたことでしょう。
馴染みのある王道のホワイトフローラルベースの香りの嗜好性の高さを称賛する人もいれば、新たな道を切り開いてきたシャネルらしからぬシンプルさを評価しないという人もいます。
いずれにせよシャネルの注目度の高さを示しており、一度は試してみたい香りですね。
外観ですが、ゴールデンのケースから香水を取り出すと美しスクウェアのボトルが光を反射してきらびやかに輝きます。
シルバーのキャップにはシャネルのロゴが記載されており、ゴールド、シルバーのシンプルで高級感あるボトルです。
そんな、4つの白い花が調和した究極のホワイトフローラルシャネル「ガブリエル」はどんな香りなのでしょうか。
香りの一般受け、香り立ち、持続力、トレンドは?
主観ではありますが、シャネル(Chanel)のガブリエル(Gabrielle)の香りの一般受け、香り立ち、持続力、トレンドは以下のように感じます。
一般受け
香り立ち
持続力
トレンド
王道の白い花々を組み合わせたホワイトフローラル中心の香りで、清潔感があり嗜好性が良いです。
トップにフレッシュなシトラスもあり、軽やかな香りがふんわり立ちます。
残りに関しては、ホワイトフローラルとムスク調和した香りが程よく残ります。
トップも軽やかでそれほど重たくもなく、シャネルが「好きなだけ肌にスプレーして楽しんでください。」と勧めるように、物足りない人はプッシュ数を増やして強さを調整してもよさそうです。
No.5、ココマドなど、常にトレンド生み出してきたシャネルの香水ですが、この香りがどのようにスタンダードをつくっていくのか楽しみです。
ガブリエルはどんな香り?
つけたてのトップノートはグレープフルーツやオレンジマンダリンのフレッシュなシトラスの香りとほんのりカシスも感じます。
その後すぐにペッパーのスパイシーな印象がどんどん強まっていきます。
ミドルの4つの花々からは深みのあるオレンジフラワーと甘酸っぱいジャスミンがメインに感じられ、エキゾチックなイランイランとクリーミーなチュベローズは後から覆いかぶさってくるようです。
時間の経過や温度、つける量によりそれぞれの花の強弱が変化するような面白さがあります。
コンセプトである「”ガブリエル シャネル”がもつ自由な女性らしさをかたちにできる唯一の花」を体現しているようです。
ラストはムスクとサンダルウッドの清潔感があり暖かみのある心地よい香りが身体をまとってくれます。
シャネルは原点に戻ったのでしょうか。それともこれが新たな道の教示なのでしょうか。
人によって様々に感じる香りだからこそ、期待に対して歓喜することもあれば落胆することもあるでしょう。
皆さまはガブリエルをどのように感じたでしょうか?
ということで、4つの花々が調和した究極のホワイトフローラルシャネル「ガブリエル」はどんな香り?でした。